この7月27日(土)に主催「信州・橋の日推進協議会」(NUPRI後援)の「橋めぐりトークセッション」が開催されました。
第一部は、「犀川・橋物語」をテーマに、信州・橋の日推進協議会理事の山浦直人氏を案内役に犀川に架かる橋めぐりを行いました。
最初に、上水内郡と更級郡との間に架けられた「両郡橋」を、
両郡橋
次には、信濃の国で古くから登場し、コンクリートアーチ橋として有名な歴史の橋、「久米路橋」を、
久米路橋
そして最後は、景勝地山清路に架かるアーチ橋の「山清路橋」を見学しました。
山清路橋
橋は、昔も現在も、地域と地域を結ぶ生活に欠かせない橋ですが、その佇まいには先人の苦難の汗を感じ、景観の美しさと相俟って、まさに『ロマン』でした。
案内人・山浦直人氏
第二部は、「川と橋のトークセッション」と題して、服部秀人国立長野高専名誉教授をコーディネーターに、野中玄雄・延岡「橋の日」実行委員長、山浦直人・信州橋の日推進協議会理事をパネリストとして、パネルディスカッションを行いました。
宮崎県延岡市では、8月4日は「橋の日」として市民に定着しており、特に子供たちに対して、情操教育の一環として、橋の役割や安全性、歴史等の伝承に力を入れており、小学校の教科書にも載っているとのお話しでした。
また、野中玄雄・延岡「橋の日」実行委員長は、橋は「地域の風景に融和し、市民に愛され、歴史を受け継ぐ橋」をコンセプトに、
- 自然との調和
- 都市との融合
- コミュニティ
- 歴史の継承
を此れからも大切にしていきたいとの熱いお話しがありました。
山浦氏からは、橋を単に車で通り過ぎる実用面だけでなく、景観の美しさを再認識するとともに、歴史を遡り、先人の生活に思いを馳せることで、『ロマン』が生まれ、貴重な観光資源の一つになるとのお話しがありました。
また、土屋修三「信州・橋の日推進協議会」事務局長からは、橋に佇んで浴びる風や夕日に何とも言えない風情があり、それが橋の大きな魅力であるとのお話しがありました。
パネルディスカッション
第三部は、パネリストを囲んで和気藹藹の雰囲気で懇親会が行われ、「信州・橋の日推進協議会」の此れからの更なる発展を参加者全員で誓いました。
懇親会